2011年6月11日土曜日

六ヶ所村ラプソディー

松山市の銀天街のあたりの映画に出てきそうな映画館で観てきた。
今日までの上映だったので。
2006年頃(?)のドキュメンタリー映画

六ヶ所村に使用済みの核燃料をまた利用できるようにする施設を作ってたらしい。今回の事故が無かったら俺はそのことは知らないままだっただろう。。。

無知だし、個人的な意見だが、なんでも再利用すればいいってものではないと思う。
各地で使用済みのプルトニウムなどを六ヶ所村に持っていき、そして再利用できるようになったらまた各地の原発に持っていくという…
陸を走るわけで、万が一事故やテロに遭ったらどうなるのやら・・と考えたりもした。

内容は、その施設の反対、賛成、それが村に来ることになった村人のドキュメント。。
それについての感想は皆と同じようなものになるのでやめておこう。
その中でイギリス北西部に位置しアイリッシュ海に臨む核燃料再処理工場群からなる施設から40マイルくらい沖にある島の漁師が言ってた言葉が非常に印象に残った。
完璧に内容は覚えてないが、
イギリスではあまり魚介類も食べないし、漁業が国全体の経済に占める割合は1%くらいだから…と言ってた。しかし、日本は世界一の魚介類消費国…だから日ごろから原発がある海の魚介類の放射能濃度を定期的に調べ、事故やなにかあった時に政府に保障などを求めれるようにするべきだ。
とイギリスの漁師さんが言っていた。研究員ではなく漁師さんがそこまで言っていた。なんともしっかりした考えの漁師さんなんだ・・日本人もインタビューがきたらあれくらいまでの返しができるようにならねば。と思った。
確かに、日本は『備え』の意識が狭く浅いような気がする。それに関しては広く深く考えたほうがいい。

そこの島には海に生息する生物の放射能レベルを定期的に調べている施設がある。
海藻類、エビなどは放射能をかなり濃縮するらしくそこの人らは海藻などは一切食べないと言っていた。白身魚は比較的大丈夫だそうだ。
だからと言って放射能を海に流すのはもちろんよくないことだ。現に海水浴はできないし、海岸沿いの砂や土は高濃度。。

今の日本に当てはめれることは多々ある・・ほんとに原発は恐ろしい。小出先生もその映画に出ていた。ごもっともなことを言っていました。彼の言うことは真剣にとらえるべきです。
改めてプルトニウムのヤバさがわかった。
電気が無いと生活はできない。それは誰もがわかってる。だったら国家予算を自然エネルギー開発や研究のほうにもっと使っていってれば...とも素人ながら思った。
どうやら原発のほうが儲かるみたいだ。
利権と金の問題で環境・地球を放射能まみれにしてしまったらいくら金あっても使うとこ無くなるんじゃないかな。自分らの子孫のことなんてどーでもいいのかなぁ。

もっと深くいろんなことを考え、行動すべきだ。
映画の中で、『六ヶ所再生処理工場建設に関して中立とは、反対でっも賛成でもない。ってことではなく、中立は賛成ってことなんだよ。』と農家の人が言ってた。とても印象に残った。
『嫌だけどなにもできないから…国が決めたことだから自分が何言ってもしょうがない。』
そういう考えの人が一番多いだろう。

学生運動とか起こすような雰囲気でもないし。
俺も今の時点では何もできないし。。。
なんだか腹立たしい。。
近年、俺は自分の周りが幸せになっていけば、その周りの人も幸せにしていこうとして、それが広がっていけばより多くの人が幸せになるだろう。と考えていた。
しかし、そんなゆっくりしたことではどーにもならん事態もある。

なんだか眠れないわ。今日は






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